11月の沖縄の観光ガイド

2024/10/18

冬の沖縄は、温暖な気候と豊かな自然が楽しめる、家族旅行にぴったりの観光地です。冷たい風が吹く本州とは違い、沖縄では冬でも穏やかな気候で、ビーチや自然を満喫できます。歴史的なスポットや文化体験、アクティビティも充実しており、家族全員が楽しめる場所も多くあります。今回は、冬だからこそ楽しめる沖縄の魅力と、家族向けにおすすめの観光スポットをご紹介しますよ。

沖縄の冬

沖縄の冬と言えば、一般的に12月下旬から2月頃を指しますが、その気候は本土とは大きく異なります。沖縄本島の平均気温は約17度と本土よりもかなり高めですが、北風が吹くため、体感温度は寒く感じる日が多いです。また、曇りや雨の日が多いのも特徴です。雪は降りませんが、時折あられが見られることもあります。

冬の沖縄の気温

12月〜2月頃、冬の沖縄の平均気温や降水量の平均値は以下となっています。本土よりも気温が高めと言っても冬には変わりありませんので、しっかりと防寒対策を行いましょう。

■沖縄

■東京

おすすめの服装

本土に比べると気温は高い沖縄ですが、北風が吹くので体感的にはそれほど暖かいとは感じません。1月2月の沖縄を観光する場合は、薄手のダウンジャケットやウインドーブレーカーがあると良いでしょう。特に海に面している場所は海風も強いため、風を避ける際にも使用できます。なお、室内をメインに観光する際はそれほど厚着をしなくても良いため、パーカーやカーディガンなどでもちょうど良いでしょう。

冬に沖縄旅行に行くメリット

沖縄と言えば海やリゾート感溢れる雰囲気でしょう。沖縄っぽさを堪能しようと夏には多くの観光客が訪れる一方で、冬はオフシーズンとなっています。ここでは冬に沖縄旅行するメリットをご紹介しますよ。

費用が安い

オフシーズンに沖縄を訪れると、旅行代金を抑えられる分、食事や現地のアクティビティにお金をかけて、さらに充実した旅を楽しめます。少し贅沢な食事や普段できないアクティビティに挑戦することで、新しい魅力や発見が待っています。また、通常より高級な宿泊施設に泊まるのも素敵な体験です。オフシーズンを利用して、いつもより少し豪華な沖縄旅行をしてみてはいかがでしょうか。

ゆっくり過ごせる

オフシーズンに旅行をすると、観光客が少ないため、観光地や道路の混雑を避けられます。沖縄は車社会なので、ハイシーズンには渋滞に巻き込まれることがよくあります。しかし、オフシーズンならその心配も減るのです。また、道路や観光施設だけでなく、ホテルのチェックインや飲食店の待ち時間も少ないため、小さなお子様連れの旅行にもぴったりですよ。

12月～2月の沖縄の海について

12月中旬以降、修学旅行のピークが過ぎ、正月明けや成人の日後の1月は休み明けで旅行者が少なくなります。これにより、旅行代金も下がる傾向にあるのです。また、気温や水温が低くなるため、沖縄でも海水浴が難しくなることも料金が下がる理由となっています。

ただし、ウェットスーツを使ったマリンアクティビティは可能で、混雑を避けつつ、透明度の高い冬の海でダイビングなどを楽しむには絶好のシーズンです。

冬に家族と巡りたい沖縄のおすすめ観光スポット9選！

ここでは冬に家族と巡りたい沖縄のおすすめ観光スポットをご紹介します。夏のイメージが強い沖縄だからこそ、冬になると違った魅力も感じられます。

沖縄美ら海水族館

沖縄美ら海水族館は、沖縄本島北部の本部町にある日本を代表する大規模な水族館です。沖縄海洋博公園内に位置し、2002年に開館しました。館内の展示は沖縄周辺の豊かな海洋生態系を再現しており、サンゴ礁の浅瀬から深海まで、様々な海洋生物が展示されています。

特に注目されるのは、「黒潮の海」と名付けられた巨大な水槽です。幅35m、深さ10m、奥行きは27mもあり、エイやマンタが優雅に泳ぐ姿を見られます。黒潮の流れを再現したこの水槽は、美ら海水族館のシンボルともいえる存在です。

また、サンゴの飼育展示にも力を入れており、実際に光合成を行うサンゴの展示は世界でも珍しいものです。これにより、沖縄の豊かな自然環境の大切さを学べ、環境保護の意識を高める取り組みがされています。

さらに、美ら海水族館では、イルカやウミガメのショーも人気があり、子どもから大人まで楽しめるスポットです。沖縄の海の魅力を存分に体感できる美ら海水族館は、沖縄観光の定番として多くの人々に親しまれています。

首里城公園

首里城公園は、沖縄県那覇市に位置する歴史的な公園で、琉球王国の文化と歴史を感じられる重要なスポットです。2000年にユネスコの世界遺産に登録されており、沖縄の象徴的な場所として多くの観光客に親しまれています。公園内には復元された首里城を中心に、様々な歴史的建物や庭園が広がっています。

首里城は、かつて琉球王国の王宮として使用されていた場所です。15世紀から19世紀までの間王族が住んでいました。城のデザインは、中国の影響を受けた独自のスタイルで、鮮やかな赤色の屋根や美しい装飾が特徴です。

公園内には首里城を取り囲むように庭園が整備されており、季節ごとの花々や緑豊かな自然を楽しめます。特にハイビスカスやブーゲンビリアが彩る景色に魅了されること間違いなしでしょう。また、園内には「久慶門」や「守礼門」といった歴史的な門もあり、訪問者は琉球王国の栄華を感じられますよ。

美浜アメリカンビレッジ

美浜アメリカンビレッジは、沖縄県北谷町に位置する大型のリゾート型商業施設です。アメリカンスタイルの街並みが特徴で、1997年にオープンしたこの場所では、沖縄の文化とアメリカの文化が融合した独特の雰囲気を楽しめますよ。施設内には、ショッピングや飲食、エンターテイメントやアートなどを満喫できるお店が軒を連ねます。

美浜アメリカンビレッジの中心には、アメリカの西海岸をイメージした建物や色鮮やいアートが点在し、インスタ映えするスポットも満載です。特に夜になると、ネオンライトに彩られた街並みが美しく、ロマンチックな雰囲気が漂うのでデートにも最適となっています。ショッピングエリアには国内外のブランドショップや個性的なセレクトショップが揃い、アパレルから雑貨まで様々な商品があるため、気分が上がること間違いなしです。クリスマスシーズンになるとイルミネーションで彩られ、一層華やかな雰囲気に包まれますよ。

飲食店は多国籍なラインナップで、アメリカンスタイルのバーガーやピザを提供するレストランから、沖縄の伝統料理を楽しめる居酒屋まで幅広い選択肢があります。特に、テラス席からは美しい海を眺めながら食事を楽しめ、リゾート感を満喫できるでしょう。

ウミカジテラス

「ウミカジテラス」は、那覇空港から車で約15分の瀬長島に位置する観光スポットです。2015年に誕生したリゾート型商業施設で、海岸沿いの丘の正面にずらりと並ぶ真っ白の外観が特徴となっています。まるで地中海リゾートのような空間です。傾斜地を利用し、世界一美しいとも言われている、イタリア・アマルフィ海岸をイメージして設計された施設で、特に夕方になるとサンセットの絶景が広がります。

グルメやショッピング、リラクゼーションといった多彩な店舗が40店舗以上入っており、1日中楽しめますよ。シーズンや時間帯によって表情を変える絶景は、写真撮影にも最適です。沖縄の自然を楽しみつつショッピングやランチを楽しめるので、まさに「食べる・遊ぶ・買う・癒し」が一度に体験できますよ。なお、2022年にはリニューアルオープンしました。国内初上陸となる海外の人気ブランドや沖縄の人気店もオープンし、さらに魅力的なスポットとして人気を博しています。沖縄らしいハンバーガーやジェラート、スムージーなど美味しいグルメも満喫してくださいね。

おきなわワールド

おきなわワールドは、沖縄県南部の南城市に位置するテーマパークです。沖縄の自然、文化、歴史を体験できるスポットとなっています。1972年に開園し、東京ドーム4個分もの広さという広大な敷地を有しているのが特徴です。ここでは沖縄の魅力を満喫できる様々なアトラクションや展示を楽しめますよ。

施設の中心には「玉泉洞」と呼ばれる日本最大級の鍾乳洞があります。玉泉洞は約30万年前に形成されたとされ、地下には美しい石筍や鍾乳石が点在するため、神秘的な空間を体験できますよ。洞窟内には散策路が整備されており、訪れた人々は幻想的な世界を楽しめます。

また、おきなわワールドでは、沖縄の伝統文化を体験できるプログラムも豊富です。琉球舞踊やエイサーのパフォーマンスが定期的に行われており、観光客は地元の文化を身近に感じられます。さらに、沖縄の伝統工芸を体験できる工房もあり、手作りのシーサーや沖縄の陶器を作れるため、思い出に残る体験となることでしょう。フードコートでは、沖縄料理を楽しめ、沖縄そばやゆし豆腐などの地元の味を堪能できます。また、特産品を販売するショップも充実しており、お土産選びにも最適です。

ガンガラーの谷

「ガンガラーの谷」は、数十万年もの時が作り上げた鍾乳洞が崩壊してできた谷間です。長い年月を経て育まれた亜熱帯の森には、沖縄ならではのガジュマルやアカギといった植物が生い茂っています。約2,300年前の貝でできた釣り針や、旧石器時代の石器、食べていたものや人の骨など、古代人の痕跡が数々見つかっている場所です。現在も調査が続けられており、日本人のルーツ解明に期待されています。ガンガラーの魅力を堪能するなら、ガイドツアーに参加するのがおすすめです。特に人気のスポットは3つあり、1つは大主ガジュマルです。

高さ20ｍ、推定樹齢150年の大樹で、崖の上から垂れ下がって成長した巨大な根が見られます。約2,500年前の石の棺と、埋葬された人骨が見つかった武芸洞は、人々の生活場所であったことが伺える貴重なスポットです。さらに、数百年前から命の誕生や成長を願い、地元の方が祈りをささげる洞窟もあります。それぞれのスポットで沖縄の歴史を体験しましょう。なお、旅行の予定が決まっているようであればガイドツアーは事前に予約していくのが良いでしょう。

国際通り

沖縄・那覇の定番観光スポット「国際通り」は、全長約1.6㎞にわたって広がる賑やかなストリートです。お土産屋さんやレストランが立ち並び、観光客にとって欠かせない場所となっています。この通りは、太平洋戦争によって焼失した後早期に復興を遂げたエリアであり、その歴史的背景から「奇跡の1マイル」とも呼ばれているそうです。

通り沿いには、沖縄の特産品を扱うお土産店が数多くあります。シーサーや紅芋タルト、地元の工芸品など、バラエティ豊かなお土産を見つけられますよ。また、沖縄の伝統料理を楽しめるレストランやカフェも豊富に揃っており、沖縄そばやゴーヤーチャンプルー、アグー豚の料理など本場の味を堪能できます。

毎週日曜日には、国際通りがトランジットモールになるため、歩行者専用の賑やかな空間に早変わりです。この日には多くの観光客や地元の人々が集まり、ストリートパフォーマンスやイベントが行われるので活気溢れる雰囲気が楽しめます。特に、沖縄の音楽や伝統舞踊のパフォーマンスが行われることもあり、観光客にとって素晴らしい体験となるでしょう。

DMMかりゆし水族館

「DMM かりゆし水族館」は、2020年にオープンした水族館です。延床面積は約6,938㎡で、なんとその規模は2,102坪と広大です。那覇空港からは車で約20分ほどとアクセスも良いので、観光にも最適となっています。DMM かりゆし水族館のメインテーマは『最新の映像表現と空間演出を駆使した、新しいカタチのエンタテインメント水族館』です。館内には多種多様な海洋生物の展示とともに、最先端の演出が広がっていますよ。沖縄の澄み切った海や島々を覆う豊かな常緑の森、さらに亜熱帯気候が織りなす素晴らしい自然といったエリアに分かれています。各エリアで貴重な植物や生き物が鑑賞できるので、じっくり体験してみてはいかがでしょうか。

また、通常の水槽展示だけではなく豊富な空間演出や映像もあり、リアルな世界とバーチャルな世界が融合された貴重な体験もできますよ。動植物と触れ合えるブースやショップ、カフェなども併設されているので、休憩にもおすすめです。水族館周辺にはビーチやアウトレットもあるので、このあたりで1日ゆったり過ごしてみるのもいかがでしょうか？

名護パイナップルパーク

ナゴパイナップルパークは、沖縄本島北部の名護市にあるユニークなテーマパークで、パイナップルに関する様々な体験ができる観光スポットです。1979年に開業し、パイナップルの栽培や加工、歴史に関する展示を中心に、沖縄ならではの自然や文化を楽しめます。

園内は広大なパイナップル畑が広がり、観光客は「パイナップル号」という自動運転カートに乗って、パイナップル畑を見学できます。パイナップルの成長過程や、種類についての説明を聞きながら、沖縄の自然の中をリラックスして楽しめるのが特徴です。また、園内にはパイナップルだけでなく、亜熱帯植物の豊かな景観が広がり、花や果物が育つ姿も観察できます。

見学後は、パーク内のショップで様々なパイナップル製品が販売されています。パイナップルワインやジュース、パイナップルを使用したお菓子などここでしか手に入らない沖縄特産品もありますよ。試食もできるため、訪れた人々に人気です。また、レストランではパイナップルを使った料理が楽しめ、甘酸っぱい風味を生かした様々なメニューが提供されています。

冬に沖縄観光行くならタクシーがおすすめ

冬に沖縄へ行くなら観光タクシーがおすすめです。冬の沖縄は温暖ですが、特に朝晩は少し肌寒く感じることがあります。タクシーを利用すれば、目的地まで直接移動できるため、寒い中を歩いたり、公共交通機関を利用する手間が省けますよ。また、沖縄には多くの観光スポットが点在しているものの、公共交通機関ではアクセスが難しい場所もあります。タクシーなら、希望するスポットまでの直行が可能で、効率的に観光を楽しめるでしょう。

冬の沖縄は日が早く落ちるため、夕方以降の観光がしやすいです。タクシーを利用すれば、暗くなった後の移動も安心で、観光地の夜景や飲食店を存分に堪能できますよ。

まとめ

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