京都観光で人気の紅葉スポットについて紹介

京都の秋と言えば紅葉!定番・穴場の紅葉スポットで、鮮やかに色づいた紅葉を見て秋を感じませんか?
京都には歴史的建造物が多く点在しています。しかし、赤く色づいた紅葉と調和した景色は秋シーズンしか味わえません。
京都は人気の観光地なので、人混みや移動に時間がかかるなど、移動の際に煩わしさを感じることも多くあります。その点観光タクシーであれば移動が楽なので、ストレスもなく思う存分旅を楽しめますよ。
今回は京都で楽しめる定番・穴場の紅葉スポット20選をお届けします。
心身ともに秋の京都を楽しみましょう。

京都で人気の紅葉スポット17選

ここでは、京都の紅葉観光4時間コースを詳しくご紹介します。紅葉の名所として広く知られる「清水寺」は、世界遺産にも登録された京都の定番観光スポットです。「禅林寺」は、かつて古今和歌集で『モミジの永観堂』と詠まれるほど、美しい紅葉が観られます。

清水寺

昼と夜で違った紅葉を楽しむ「清水寺」

京都市東山区にある「清水寺」は、世界遺産「古都京都の文化財」の1つにも認定された、京都の中でも人気の観光スポットです。13万平方メートルにも及ぶ広大な境内には、国宝や重要文化財などが30以上も建ち並んでいます。あまりにも有名な「清水の舞台」から眺める真っ赤な紅葉は絶景そのものです。崖からせりだした舞台から眺める景色を堪能しましょう。昼には鮮やかに染まった紅葉と街並みの取り合わせを、夜には灯に照らされた幻想的な紅葉を楽しめます。約1200年の歴史を誇っており、国内外問わず多くの観光客が訪れます。恋愛成就などのご利益があるとされる音羽の滝や、胎内巡りで有名な随求堂は必見ですよ。秋には境内に植えられた約1000本のヤマモミジが色づきます。それに伴い夜間拝観も行っており、日中とは一味違った清水寺を楽しみたい時にはおすすめです。

住所 京都府京都市東山区清水1丁目294
アクセス 阪急電鉄河原町駅または京阪電気鉄道祇園四条駅からバスで清水道下車後徒歩10分
拝観時間 9:00~18:00
拝観料 【夜間特別拝観】大人400円 小・中学生200円 【成就院庭園 特別拝観】大人 600円 小・中学生300円
見頃 11月下旬~12月上旬
ライトアップ
禅林寺(永観堂)

古今和歌集で詠まれた絶景の紅葉スポット「禅林寺(永観堂)」

京都市左京区にある「禅林寺(永観堂)」は、古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれるほどの美しい紅葉が楽しめます。約3000本の紅葉が、池泉回遊式庭園や多宝塔を鮮やかに飾ります。垣のようにはりめぐらされた岩に紅葉が映える「岩垣もみじ」も印象的で、夜になると、光に照らされた紅葉が池の水面に映る、幻想的な雰囲気も楽しめますよ。秋は紅葉の永観堂といわれるほど昔から紅葉で名高いこの場所は、平安時代に永観が浄土念仏を唱えたことから念仏の道場となり、今の名前がつけられました。本堂の阿弥陀如来像は、顔が斜め後ろに向けられています。このことから「みかえり阿弥陀」とも呼ばれているようです。また、山頂には多宝塔があり、ここからは京都市内の眺望を堪能できます。自然溢れる永観堂ならではの独特な雰囲気を楽しんでくださいね。

住所 京都府京都市左京区永観堂町48
アクセス 地下鉄蹴上駅から徒歩15分
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 大人600円 小中高生400円 【寺宝展】大人1,000円 小中高生400円
見頃 11月中旬~11月下旬
ライトアップ
高台寺

幽玄的な雰囲気の中で照らされる紅葉「高台寺」

「高台寺」は、北政所(ねね)が豊臣秀吉の菩提を弔うため1606年に建立した禅寺です。伏見城から移築された「観月台」や、高台寺蒔絵が施された「霊屋」など数多くの重要文化財が点在しています。中門をくぐった先にある開山堂は、重要文化財の1つです。高台寺創建当時から残る貴重な建物で、緑溢れる自然との調和が特徴となっています。そのような開山堂と書院を結ぶ屋根付き廊下の中央付近にあるのが観月台です。唐破風屋根は小規模ですが、存在感抜群で印象に残る景色の1つでもあります。この場所は、北政所(ねね)が豊臣秀吉を偲びながら月を眺めたといわれる場所です。高台寺は紅葉の名所としても人気で、秋になると多くの参拝客が訪れます。また、拝観経路の終盤には京都らしい竹林もあるので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

住所 京都府京都市東山区下河原町526
アクセス 市バス「東山安井」下車徒歩約7分
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 大人600円、中学・高校生250円
見頃 11月中旬~12月上旬
ライトアップ あり ※2023年10月21日(土)~12月10日(日)の17:00(日没点灯)~21:30
銀閣寺

京都屈指の観光スポットで紅葉を堪能「銀閣寺」

銀閣寺は、正式名称を「東山慈照寺」という相国寺塔頭寺院の1つです。「銀閣寺」は江戸時代に、金閣寺に対し呼ばれるようになった名前で、その後銀閣寺と称されるようになったといわれています。室町幕府8大将軍・足利義政により造営された山荘東山殿が起源となっている銀閣寺は、義政が亡くなったあと、義政の法号慈照院にちなんで「慈照寺」と名付けられました。柿葺屋根の観音殿は、金閣寺の舎利殿や西芳寺の瑠璃殿を模して造られた楼閣建築となっています。銀閣寺は金箔が貼られている金閣寺と比べると、豪華さはあまりないように思えますよね。室町時代後期に栄え、東山文化を代表する建造物である銀閣寺の魅力は年齢を重ねれば重ねるほど実感できるといわれています。日本文化に大きな影響を与えた持仏堂は、檜皮葺屋根の入母屋造り建造物です。華やかな時代をつかさどった銀閣寺の魅力を存分に堪能しましょう。

住所 京都市左京区銀閣寺町2
アクセス 【電車】京都駅から京都市バスで銀閣寺道停留所下車、徒歩10分 【車】明神高速道路 京都南ICから約30分
拝観時間 24時間
拝観料 高校生以上500円、中学生以下300円
見頃 11月中旬〜11月下旬
ライトアップ なし
大原野神社

狛鹿と紅葉の珍しい組み合わせ「大原野神社」

京都市西京区にある「大原野神社」は、桓武天皇の長岡京遷都の際に、奈良の春日大社の祭神を分祀した古社です。784年に双剣されました。今や全国に数千あるとされている春日神社の中でも、最初の分社であったので、その格式の高さでも知られています。『源氏物語』の作者である紫式部も氏神様として崇めたことでも有名です。源氏物語の中では、大原野へ向かう帝の行列が描かれています。1年中楽しめる巨大な絵馬も大原野神社の特徴です。新年のみ干支の絵馬が飾られている神社は多くありますが、こちらでは1年中干支をモチーフにした巨大な立体絵馬を鑑賞できます。また、境内の至るところで見られるのが大原野神社の神使である「鹿」です。本殿の前には、オスとメスの鹿像が1体ずつ鎮座しています。そのほか御朱印や手水舎、お守りなど様々な場面で鹿が見られるので、ぜひ探してみてくださいね。

住所 京都府京都市西京区大原野南春日町1152
アクセス 市バス・阪急バス「南春日町」バス停から徒歩約10分
拝観時間 授与所:8:30~17:00
拝観料 無料
見頃 11月中旬~11月下旬
ライトアップ あり(例年11月下旬)
渡月橋(嵐山)

壮大な山々と赤く色づく紅葉の融合「渡月橋(嵐山)」

京都を代表する観光スポット・嵐山にある渡月橋は、毎年多くの観光客が訪れる観光スポットです。桂川にかかる橋で、辺り一帯が山に囲まれているため、季節によって様々な風景を楽しめるのが特徴となっています。春には桜が、夏は新緑を、秋の紅葉や冬の雪化粧は渡月橋の魅力といっても過言ではないでしょう。渡月橋の歴史は平安時代から始まっています。当時貴族の別荘地として栄えていたこの場所では、醍醐天皇が始めたとされる舟遊びが行われていました。これは現在の屋形船に通じるものがあります。834年〜848年の間に架橋されたといわれており、渡月橋と命名されたのは平安時代ごろです。全長は約155m、幅は約12.2mで、元々は木造で造られていました。現在は鉄筋コンクリートと木が使用されています。通行料金が無料なので、ぜひ気軽に立ち寄ってみてくださいね。

住所 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町1-5
アクセス JR嵯峨嵐山駅から徒歩約10分
拝観時間 24時間
拝観料 無料
見頃 11月下旬~12月上旬
ライトアップ あり(例年12月中旬)
大覚寺

日本三大名月鑑賞地で楽しむ紅葉「大覚寺」

平安時代初期の天皇・嵯峨天皇が営んだ離宮「嵯峨院」がルーツの皇室ゆかりの寺院です。宸殿・客殿が国の重要文化財「大覚寺御所跡」として国指定史跡されています。後宇多法皇が院政を行った場所としても知られており、日本の政治史にも深い関わりを持っています。いけばな発祥のお寺でもあり、数多くの時代劇・ドラマのロケ地としても使われている場所です。周囲約1kmほど、日本最古の人工林泉である「大沢池」のほとりには、茶室望雲亭や心経宝塔、石仏や名古曽の滝跡があり、こちらも国指定の名勝に認定されています。11月下旬になると、池を囲むように真っ赤な紅葉が咲き誇り、その美しい風景を一目見ようと多くの観光客が訪れます。市街地から少し離れた場所に位置しているので、落ち着いた雰囲気で紅葉鑑賞ができますよ。建立されて1200年たった今も愛されているスポットです。

住所 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
アクセス JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 【お堂エリア】大人 500円、小中高校生300円 【大沢池エリア】大人 300円、小中高生100円
見頃 11月下旬~12月上旬
ライトアップ あり(2023年11月17日(金)~12月3日(日)の17:30~20:30(20:00受付終了))
醍醐寺

幻想的な雰囲気で最古の木造建築とあでやかな紅葉を「醍醐寺」

874年に弘法大師空海の孫弟子・理源大師聖宝によって開創されたお寺で、真言宗醍醐派の総本山です。建造物・仏像・絵画・文書の多くが国宝や重要文化財に指定されており、醍醐寺は世界遺産にも認定されています。また、豊臣秀吉が豪華な花見を行ったことでも知られ、現在も桜の名所としても有名です。日本のさくら名所100選にも選ばれています。庭園全体を見渡せる表書院は、桃山時代の寝殿造様式を伝える代表的な建造物です。こちらも国宝に認定されています。また、五重塔は951年に創建されました。京都府下で最も古い木造建築物となっています。春になると枝垂桜やソメイヨシノ、山桜や八重桜など約700本の桜が次々と咲き乱れ、桜の魅力を存分に堪能できるスポットとしても人気です。また、秋には絶景の紅葉も楽しめます。豊臣秀吉も愛した醍醐寺の桜はもちろん、秋の紅葉も必見ですよ。

住所 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
アクセス 醍醐駅から徒歩10分
拝観時間 夏期:3月1日〜12月第1日曜日までの期間:9:00~17:00まで
冬期:12月第1日曜日の翌日〜2月末日までの期間:9:00~16:30まで
拝観料 大人1,000円 中高生700円 ※小学生以下は無料
見頃 11月中旬~12月上旬
ライトアップ あり※2023年11月11日(土)〜12月3日(日)の18:00~20:50(受付終了20:10)
東福寺

3つの橋と鮮やかな紅葉が織りなす絶景「東福寺」

1239年に創建された臨済宗東福寺派の大本山「東福寺」は、京都五山の第4位の禅寺です。大きな伽藍(お寺の主要な建物)があります。東福寺を訪れたら一番に驚くのは建物の大きさでしょう。「伽藍面」と称されるほど大きな伽藍は、圧倒的なスケールが特徴です。国宝である「三門」や龍の天井画で有名な法堂は必見で、鎌倉時代の文化を体験できます。方丈の庭園は、東西南北に4つの庭園が作られており、釈迦の一生を表す8つの場面になぞらえ「八相の庭」とも呼ばれています。何度も焼失と再建が繰り返されており、現在の庭園は1939年に作られたものです。東福寺の魅力といえば紅葉で、名所としても知られていますよ。特に境内を流れる「洗玉澗」にかかる通天橋は、紅葉鑑賞スポットとして人気です。本堂と開山堂を結ぶ長さ27mの木造橋と紅葉のコントラストを楽しみましょう。

住所 京都府京都市東山区本町15丁目778
アクセス 東福寺駅から徒歩10分
拝観時間 【4月~10月末まで】9:00~16:00
【11月~12月第1日曜日まで】8:30~16:00
【12月第1月曜日~3月末】9:00~15:30
拝観料 【東福寺本坊庭園(方丈)】大人500円 子ども300円
【通天橋・開山堂】通常期:大人600円 子ども300円 11月10日~11月30日:大人1,000円 子ども300円
【東福寺本坊庭園(方丈)・通天橋・開山堂共通拝観券】通常期:大人1,000円 子ども500円
見頃 11月下旬~12月上旬
ライトアップ あり(夜間拝観は例年11月中)
東寺

世界遺産で楽しむ紅葉のリフレクション「東寺」

「東寺」は、平安遷都とともに建立された寺院です。平安京の遺構としては現存する唯一のスポットで、西寺とともに平安京の二大官寺の1つにされていました。正式名称は「教王護国寺」です。東寺は日本で最初に作られた密教寺院で、日本で初めて真言密教の根本道場となりました。東寺最大の特徴といえば、高さ54.8mを誇る五重塔です。これは日本一の高さの木造建築となっています。落雷などで4度ほど焼失しましたが、何度も修復されてきました。現在の五重塔は、徳川家光が寄進した江戸時代前期のものです。春や秋になると、美しい桜や紅葉が楽しめます。約200本の桜や紅葉がライトアップされる様子は、ここでしか堪能できません。瓢箪池の水面に映る五重塔と植物は、写真撮影スポットとしても人気です。東寺は境内が広大なので、観光客が多いシーズンでもゆったりと巡れるのも嬉しいポイントですよ。

住所 京都府京都市南区九条町1
アクセス 「京都駅」八条口より徒歩15分
拝観時間 【金堂・講堂】8:00~17:00
【観智院・宝物館】9:00~17:00
拝観料 【金堂・講堂】500円 ※五重塔公開時別途要
見頃 11月中旬~12月上旬
ライトアップ
圓光寺

江戸時代の作庭を囲む色づき紅葉「圓光寺」

「圓光寺」は、臨済宗南禅寺派の寺院です。一乗寺周辺には美しい庭園が多く点在しており、観光客にも人気となっています。1601年に、徳川家康が教学のために伏見に建立した圓光寺学校が起源になっており、1667年に今の場所へ移転されました。明治以降には日本で唯一の尼僧専門道場となり、現在でも禅堂で坐禅会が行われています。「十牛之庭」は、苔と青もみじ、そして竹林の美しい緑が特徴です。柱を額縁に見立てて鑑賞する人も多く、紅葉や青もみじとの美しい風景が魅力となっています。近世初期に造園されたといわれる池泉回遊式庭園も必見です。平成の枯山水・奔龍庭は、まるで龍が空を舞っているかのような光景で、見るものの心で庭を完成してほしい、との気持ちが込められています。また、本堂の玄関では、水琴窟が見られます。涼やかな水の音色を堪能しましょう。

住所 京都府京都市左京区一乗寺小谷町十三番地
アクセス 市バス 5系統 一乗寺下り松下車 徒歩10分/叡山電鉄・叡山線 一乗寺下車徒歩15分
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 大人 500円、中高生 400円、小学生300円
見頃 11月中旬~11月下旬
ライトアップ なし
蓮華寺

まるで額縁に入っているような紅葉「蓮華寺」

「蓮華寺」は、まるで額縁に入ったような『額縁紅葉』が有名な紅葉スポットです。池泉庭園の水際を染めるのは、色鮮やかなカエデたち。座敷奥から眺める様は、現実とは思えないほど絶景となっています。テレビの特集番組が人気の発端と言われており、秋になると多くの観光客が訪れますよ。

蓮華寺

住所 京都府京都市左京区上高野八幡町1
アクセス 叡電三宅八幡駅下車 北東へ徒歩約5分
拝観時間 9:00〜17:00
拝観料 400円
見頃 11月中旬〜11月下旬
ライトアップ なし
瑠璃光院

落ち着いた書院でゆったりと紅葉を鑑賞「瑠璃光院」

「瑠璃光院」は、反射する紅葉の絶景が美しいスポットです。春と秋に一般公開され、多くの観光客が訪れます。元は明治時代の公卿・三条実美の庵で、大正時代末に大改修されました。約1万2000坪の敷地には、数寄屋造りの建物と洛北の雄大な自然が反映された3つの庭園が整備されています。日本式蒸し風呂の原型である「かま風呂」は、現存する数少ないものです。672年に後の天武天皇が背中にやけどを負った際に「八瀬(矢背・癒背ともいう)の釜風呂」で癒した、という逸話も残っています。また、瑠璃の庭は数百本のカエデが色づく絶景も圧巻です。書院2階の部屋から見える窓いっぱいに広がる紅葉は、ここでしか見られません。春の紅葉はもちろんですが、輝きを放つほど綺麗に磨かれた漆塗りの廊下に映し出される床もみじも格別です。特別拝観は日程をしっかり確認してから訪問してください。

住所 京都府京都市左京区上高野東山55
アクセス 【電車】叡山電鉄八瀬比叡山口駅から徒歩5分
拝観時間 秋の特別拝観 ※2023年10月1日(日)12月10日(日)予定
拝観料 2,000円
見頃 10月初旬
ライトアップ なし
宝泉院

竹林と紅葉の美しいコントラスト「宝泉院」

「宝泉院」は天台宗の寺院です。付近には三千院や来迎院、出世稲荷神社などが点在しています。かつては勝林院の僧房(お坊さんが寝泊まりする場所)の1つで、鎌倉時代に天台宗の僧である宗快法印によって開かれました。宝泉院にある廊下の天井には、伏見城の床板が使われています。伏見城は関ヶ原合戦の前のころ、徳川家の忠臣ら数百人の人々が自害した場所です。徳川家は、武将たちの霊を慰めようと、彼らが亡くなった場所の床板を天井にして供養しているのです。この血天井は、京都各地にある数々のお寺に残されています。また、宝泉院には京都三大松に指定されている、樹齢700年の五葉松があります。この五葉松は近江富士に似た形をしていることでも知られているようです。鶴亀庭園と盤桓園、そして宝楽園それぞれ3つの庭園はテイストの違いが魅力です。各々の魅力を存分に堪能しましょう。

住所 京都府京都市左京区大原勝林院町187
アクセス 【電車】JR京都駅から大原行き京都バス約1時間「大原」下車徒歩約15分、地下鉄烏丸線国際会館駅から京都バス約20分「大原」下車徒歩約15分
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 拝観料(茶菓付) 大人800円、中・高生700円、小学生600円 ※団体30名以上は1割引
見頃 11月中旬〜11月下旬
ライトアップ なし
北野天満宮

真っ赤に染まるもみじ苑「北野天満宮」

京都市上京区にある「北野天満宮」は、菅原道真公を祀っている神社です。学問の神様として信仰を集め、全国天満宮の総本社にして、天神信仰発祥の地でもあります。境内の西側にある史跡・御土居の「もみじ苑」は、秋になると真っ赤に染まった紅葉で一面が鮮やかに彩られます。もみじ苑にかかる朱色の鶯橋と、光に照らされた紅葉の取り合いを楽しめるライトアップは、見事な絶景です。桃山建築を代表する豪華絢爛な御社殿と、赤く色づく紅葉の融合を楽しめますよ。北野天満宮の表参道入口に面して建立されているのが、京都府内で最も大きい狛犬です。全長は約5mで、1934年に竹内栖鳳によって考案されました。また、境内には京都府内で最も多い12対の狛犬が建立されています。境内に点在している狛犬を探しながら散策してみてはいかがでしょうか。

住所 京都府京都市上京区馬喰町
アクセス 市バス「北野天満宮前」下車すぐ 嵐電「北野白梅町」駅下車徒歩約7分
拝観時間 6:30~17:00
拝観料 無料
見頃 11月中旬~12月上旬
ライトアップ
元離宮二条城

徳川幕府の栄枯盛衰と紅葉「元離宮二条城」

「元離宮二条城」は、徳川家康によって築かれたお城です。徳川幕府の栄枯盛衰を見届けたといっても過言ではありません。1994年には「古都京都の文化財」の一つとして、世界文化遺産にも登録されており、なお多くの観光客で賑わっています。京都では代表的な観光スポットですが、紅葉の名所としてはあまり知られていません。武家風書院造りを代表する建築で、国宝にも指定されている二の丸御殿や本丸御殿、設計の異なる3つの庭園なども魅力です。激動の時代だった幕末に、江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜が大政奉還をした場所としても知られています。この場所で、鎌倉時代から約700年続いた武家政権が終了しました。交通アクセスも良いので、二条城の豪華絢爛さ、秋のシーズンは紅葉の調和を楽しんでみてはいかがでしょうか。

住所 京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
アクセス 【電車】JR京都駅または阪急烏丸駅から市バスで二条城前下車。阪急大宮駅からタクシーで約5分。地下鉄東西線二条城前駅からすぐ
拝観時間 8:45~16:00(閉城17:00)
「NAKED FLOWERS 2023 秋 世界遺産・二条城」は18:00~21:00(22:00閉場)
拝観料 昼間一般1,300円/中高生400円/小学生300円
見頃 11月中旬〜12月上旬
ライトアップ なし
東本願寺

秋の京都を撮影したい時にも最適「東本願寺」

京都市下京区にある「東本願寺」は、飛地境内地(別邸)である「渉成園」が紅葉スポットとしても有名です。1602年に東本願寺の12代教如が徳川家康から寺地を与えられ、その後建立されました。親しみを込めて「お東さん」とも呼ばれています。世界最大級の木造建築でもあり、高さは38m、正面は76m、側面は58m、そして道内の畳は927枚です。そのスケールの大きさに圧倒されること間違いなしでしょう。国の名勝にも指定されていて、池泉回遊式庭園では、変化に富んだ「十三景」と称される景観を楽しめます。約1万6,000坪の庭園には、鮮やかに色づく紅葉が多く見られ、紅葉に包まれた広大な庭園をゆっくり満喫できます。庭園の背景には京都タワーも見えるので、秋の京都にぴったりな写真撮影も可能です。

住所 京都府京都市下京区烏丸通七条上る
アクセス JR京都駅から徒歩7分
拝観時間 【3月~10月】5:30~17:30
【11月~2月】6:20~16:30
拝観料 無料
見頃 11月中旬~11月下旬
ライトアップ
西本願寺

天然記念物の逆さイチョウ「西本願寺」

京都市下京区にある「西本願寺」は、国宝である圧巻の御影堂・阿弥陀堂と、広々とした境内が特徴です。親しみを込めて「お西さん」とも呼ばれています。1272年に京都の東山大谷に建立した廟堂が始まりで、第3代覚如上人の時に本願寺と公称されました。寺地は大阪や和歌山などを転々とし、1591年に豊臣秀吉が寺地を寄進し、現在の場所となりました。世界遺産にも登録されている浄土真宗本願寺派本山となっています。華麗な桃山文化を彷彿とさせる、日本最古の能舞台や、特別名勝に指定されている大書院庭園、名勝の滴翠園など歴史を感じられる建造物が並びます。樹齢約350年以上といわれる阿弥陀堂前の大銀杏は、壮大です。逆さイチョウとしても京都市の天然記念物に指定されています。広い境内に煌々と黄色に色づくたくましさに圧倒されること間違いなしです。

住所 京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
アクセス JR京都駅から徒歩15分
拝観時間 5:30~17:00
拝観料 無料
見頃 11月下旬~12月上旬
ライトアップ なし

京都の紅葉観光に貸切タクシーを手配する方法

京都

観光タクシーの最大のメリットが、小回りの良さです。特に京都は同じエリアに多くの定番・穴場の紅葉スポットが集まってい集まっているので、紅葉スポットを巡る際は観光タクシーがおすすめですよ。自分で観光スポットへの行き方を調べなくて良いので手間もかからず、渋滞や交通トラブルがあっても、タクシー乗務員が臨機応変に対応してくれます。

また、手荷物やお土産などの荷物を持って移動するのは大変ですが、観光タクシーはその煩わしさもなく、紅葉スポット巡りに専念できます。中には駅から遠い紅葉スポットもあるので、快適な観光タクシーで目的の紅葉スポットへと向かい、自然と紅葉が織りなす景色を楽しみましょう。

京都で楽しめる定番・穴場の紅葉スポットです。京都ならではの歴史ある建造物や、自然が生み出す風情ある雰囲気によって、鮮やかに色づく葉も一段と綺麗に見られます。ライトアップがある紅葉スポットは、昼と夜それぞれ違った紅葉の顔を見られ、より一層紅葉を堪能できます。

京都の定番・穴場の紅葉スポットで、秋の京都で素敵な時間を過ごしましょう。

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