奈良県のおすすめ観光スポット35選! 定番から穴場までご紹介

奈良県のおすすめ観光スポット35選!奈良県には、世界遺産に登録された寺社や美しい自然など見どころが満載です。歴史的建造物も多いので、観光と学びを同時に楽しみたい方にもおすすめですよ。今回は奈良県のおすすめ観光スポットを35ヵ所ご紹介します。定番スポットから穴場スポットまで見逃せません!

奈良県のおすすめ観光スポット35選

早速奈良県のおすすめ観光スポットをご紹介します。歴史を感じられるスポットはもちろん、自然の中でゆったり過ごせるスポットも満載です。

春日大社

春日大社

「春日大社」は768年、称徳天皇の勅命により現在の地に社殿が造営され、平安時代に現在の規模が整いました。朱塗りの社殿が立ち並び、古くから藤の名所としても知られています。境内の春日大社国宝殿には国宝354点、重要文化財2,505点が収蔵・公開されており、見応えも満載です。 参道には春日燈籠が並んでおり、万葉植物園には万葉集に登場する草花約300種が植えられています。庶民信仰もあつく、全国に約3,000の分社が建立されているほどです。毎月2月と8月の「万燈籠」では無数の燈籠に火が灯され、幻想的な光景が楽しめます。1998年に世界遺産登録もされている魅力的なスポットです。

春日大社
住所 奈良県奈良市春日野町160
アクセス JR近鉄奈良駅からバスで8分
料金 境内無料
営業時間 6:30~17:30[11月~2月]7:00~17:00
定休日 なし
公式サイト https://www.kasugataisha.or.jp/

若草山

若草山

「若草山」は、全山が芝生に覆われたなだらかな山です。3つの丘が重なって見えることから「三笠山」とも呼ばれています。山麓の南北ゲートから入山し、一重目二重目山頂(三重目)と進むに連れて異なる景観が広がるため、飽きることなく楽しめますよ。山頂までは、徒歩で約30〜40分、車なら「奈良奥山ドライブウェイ」を利用してアクセスが可能です。

山頂からは東大寺や興福寺、奈良公園の美しい眺望が望めるほか、晴れた日には大和三山や生駒山まで鑑賞できます。また、毎年1月に開催される「若草山焼き」は、古都奈良に春の訪れを告げる伝統行事で、山腹が炎に包まれる光景は圧巻ですよ。また、山頂からの夜景は「新日本三大夜景」にも選ばれているので、夕方から夜にかけての景色も必見です。なお、開山期間は毎年3月第3土曜日から12月第2日曜日なので、訪れる際は注意しましょう。

若草山
住所 奈良県奈良市雑司町469
アクセス JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車後徒歩約12分
料金 [大人]150円[小学生]80円
営業時間 9:00~17:00(毎年3月第3土曜日から12月第2日曜日のみ開山)
定休日 なし
公式サイト https://narashikanko.or.jp/spot/detail_10108.html

平城宮跡歴史公園

平城宮跡歴史公園

「平城宮跡歴史公園」は、710年に藤原京から遷都された平城京の中心地です。1998年には「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。広大な敷地には「第一次大極殿」や「朱雀門」などの復元施設が点在しているため、歴史の面影を感じられるでしょう。調査・復元整備が進められている中、2018年には「朱雀門ひろば」がオープンするなど、新たな魅力も加わっています。

園内には平城京の歴史を紹介する「平城宮いざない館」をはじめ、展望スペースを備えた「天平みはらし館」レストラン併設の「天平うまし館」観光案内の「天平みつき館」などの複合施設が充実しているのも特徴です。

平城宮跡歴史公園
住所 奈良県奈良市佐紀町
アクセス 近鉄大和西大寺駅から徒歩10分
料金 無料
営業時間 24時間
定休日 なし
公式サイト https://www.heijo-park.jp/

橿原神宮(かしはらじんぐう)

橿原神宮(かしはらじんぐう)

「橿原神宮」は、1890年に桓武天皇が即位した地とされる橿原宮跡に創建されました。本殿は京都御所の内侍所を移築したもので、重要文化財にも指定されています。広大な境内には森林遊苑や深田池があり、市民の憩いの場にもなっています。

鳥居は、1940年に台湾・阿里山のヒノキで建造され、2020年に修築が完了しました。南神門をくぐると玉砂利を敷き詰めた外拝殿前庭が広がり、畝傍山を背景に壮大な景観が見られます。また、毎年掛け替えられる高さ4.5mの干支の大絵馬は、1960年に制作が始まりました。毎年この大絵馬を見ようと多くの訪問客が訪れます。

橿原神宮
住所 奈良県橿原市久米町934
アクセス 近鉄橿原神宮前駅から徒歩8分
営業時間 6:30~17:30
定休日 なし
公式サイト https://kashiharajingu.or.jp/

吉野山

吉野山

「吉野山」は、大峰連山北端約8kmにわたる尾根続きの山です。日本一と言われる桜の名所で、シロヤマザクラを中心に約3万本が密集しているため「一目千本」と称されています。麓から「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」と順に咲き進み、4月上旬から下旬にかけて山を美しく染める光景は見ものです。

その歴史的・文化的価値から、2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されました。修験道発祥の地でもあり、南北朝時代には南朝の都が置かれるなど、宗教と歴史の両面においても重要な地です。

吉野山
住所 奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス 近鉄吉野駅 ロープウェイ3分
公式サイト https://yoshinoyama-kankou.com/

奈良公園

奈良公園

「奈良公園」は、総面積約660haに及ぶ広大な公園です。東大寺や興福寺、春日大社や国立博物館など歴史的建造物と一体になっており、さらに春日山原始林を含む壮大な景観が形成されています。四季折々に表情を変える美しい芝生や、樹齢1,000年を超える松木立が広がっており、自然と歴史の調和を楽しめるスポットとして人気です。

公園内には約1,300頭にものぼる野生の鹿が生息し、神の使いとして大切にされてきました。観光客はせんべいを与えたり、愛らしい姿に癒されながら歴史と自然が織りなす特別な空間を満喫できますよ。奈良を象徴とする観光スポットとして一度は訪れたいスポットです。

奈良公園
住所 奈良県奈良市登大路町30
アクセス 近鉄奈良駅から徒歩約8分
料金 無料
営業時間 24時間
定休日 なし
公式サイト https://www3.pref.nara.jp/park/

興福寺

興福寺

「興福寺」は、藤原鎌足が創建した山階寺を前身とし、710年の平城京遷都に伴い藤原不比等によって現在地に移転されました。藤原氏の氏寺として隆盛を極め、奈良時代には四大寺の一つにも数えられたお寺です。最盛期には広大な境内に多くの堂塔が立ち並び、春日社と一体化するなど神仏習合の影響を受けて発展してきました。

1180年には平重衡による焼討ちで堂塔のほとんどを失うものの、その後再建され、鎌倉時代には大和守護職を掌握するなど強大な勢力を持ちます。現在の境内には国宝の五重塔・北円堂をはじめ、南円堂や東金堂、中金堂や国宝館などが立ち並んでいます。天平・鎌倉時代の貴重な仏教彫刻が多数所蔵されているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

興福寺
住所 奈良県奈良市登大路町48
アクセス 近鉄奈良駅から徒歩5分
料金 [大人]700円[高・中学生]600円[小学生]300円(国宝館)
営業時間 9:00~17:00
定休日 なし
公式サイト https://www.kohfukuji.com/

東大寺

東大寺

「東大寺」は、奈良時代に聖武天皇の勅願で創建された寺院です。盧舎那大仏の建立を目的に建てられました。743年に着工し、752年に大仏が開眼され、以降次々と堂塔が建設され、40年を掛けて立派な伽藍が整いました。特に大仏殿は世界最大級の木造建築物として知られ、お寺の象徴的存在となっています。しかし1180年の平重衡による南都焼討ちで、大仏殿をはじめ伽藍の大半が焼失してしまいました。その後、鎌倉時代に重源上人の尽力で再興され、現在の姿となりました。

現在の東大寺には、奈良の大仏としてな高い盧舎那仏坐像が安置されている大仏殿をはじめ、創建当時の転害門や鎌倉時代に再建された南大門など多くの国宝建造物も点在しています。1998年には「古都奈良の文化財」として世界遺産にも登録されました。

東大寺
住所 奈良県奈良県奈良市雑司町406-1
アクセス JR奈良駅・近鉄奈良駅から、市内循環バス7分「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩5分
料金 [大人(中学生以上)]800円[小学生]400円
営業時間 [4月~10月]7:30~17:30[11月~3月]8:00~17:00(大仏殿)
定休日 なし
公式サイト https://www.todaiji.or.jp/

ならまち

ならまち

「ならまち」は、奈良時代に平城京の外京として整備され、元興寺の旧境内を中心とする歴史的な街並みが特徴のエリアです。江戸時代から明治時代にかけて栄え、特に猿沢池周辺は「お伊勢参り」の宿場町として賑わい、奈良の商業中心地となりました。世界遺産の元興寺をはじめ、十輪院本堂や新薬師寺本堂など、数多くの国宝や重要文化財が点在しています。

昭和50年代からは街並みを保存しようという動きがあり、昭和60年代には保存活動が進みました。1980年代には若者を中心に「まちづくり」が始まり、地域は徐々に観光地として注目を集めるようになります。現在は古民家をリノベーションしたカフェや店舗が立ち並び、奈良の魅力を伝えるスポットとしても人気を博しています。

ならまち
住所 奈良県奈良市中院町
アクセス 近鉄奈良駅から徒歩10分
営業時間 店舗により異なる
定休日 店舗により異なる
公式サイト https://naramachiinfo.jp/

薬師寺

薬師寺

「薬師寺」は天武天皇が皇后・持統天皇の病気平癒を祈願し、藤原京に建立されたのが始まりとされています。その後718年に平城遷都に伴い、現在地に移されました。金堂、東西両塔、講堂、回廊が立ち並ぶ壮麗な伽藍は見ものです。特に「竜宮造り」と呼ばれる建築様式は当時の華麗さを象徴していましたが、数度の火災により堂塔が焼失してしまいました。現在残るのは東塔だけとなっています。

その後復興が進み、昭和51年には金堂、昭和56年には西塔が再建され、その後も中門や回廊、大講堂、食堂などが次々と復元されました。薬師寺は1998年に世界遺産「古都奈良の文化財」として登録されており、1,300年の歴史を今もなお人々に伝えています。

薬師寺
住所 奈良県奈良市西ノ京町457
アクセス 西ノ京駅すぐ
料金 [大人]1,000円[高・中学生]600円[小学生]200円
営業時間 9:00~17:00
定休日 なし
公式サイト https://yakushiji.or.jp/

法隆寺

法隆寺

「法隆寺」は、607年に聖徳太子と推古天皇により創建されたお寺です。8世紀初頭に現伽藍が完成したとされています。兵火や天災に見舞われることなく、長い歴史を持つこの寺院は、現存する世界最古の木造建築群として貴重な存在です。

境内は西院と東院に分かれており、西院には五重塔や金堂、中門や大講堂が並び、回廊で囲まれています。東院には夢殿があり、見応え満載です。法隆寺は、国宝や重要文化財を含む55棟以上の建物を誇り、その建造物群は法隆寺式伽藍配置に基づいています。

さらに、寺院内には仏教美術品が豊富に所蔵されており、国宝だけでも38件、重要文化財を含めると約3000点ほどもあります。1993年には、法隆寺地域の仏教建造物群が世界文化遺産に登録されました。

法隆寺
住所 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1−1
アクセス 法隆寺駅から徒歩20分
料金 [大人]2,000円[中学生]1,700円[小学生]1,000円
営業時間 8:00~17:00[11/4~2/21]8:00~16:30
定休日 なし
公式サイト https://www.horyuji.or.jp/

山の辺の道

山の辺の道

「山の辺の道」は、奈良と桜井を結ぶ日本最古の道で、古代の伊吹と万葉のロマンを感じられるスポットです。奈良盆地の東、青垣の山裾に沿って続き、全長は約35kmとなっています。特に天理駅から石上神宮、大神神社を経て桜井へと続く約16kmの道は、古墳や神社、集落が点在しているため、古代国家の誕生を感じられますよ。

二上山や青垣の山々を望む石上神宮から大神神社までは、神話と伝説に浸れるハイライトコースです。徒歩での散策がおすすめで、早春や秋は特に美しい風景を楽しめます。

山の辺の道
住所 奈良県桜井市大字金屋
アクセス JR・近鉄桜井駅天理行バス三輪明神参道口下車 歩15分
公式サイト https://kanko-tenri.jp/walking-course/yamanobenomichi-south/

室生山上公園芸術の森(むろうさんじょうこうえんげいじゅつのもり)

室生山上公園芸術の森(むろうさんじょうこうえんげいじゅつのもり)

「室生山上公園芸術の森」は、自然とアートが融合した空間を楽しめるスポットです。モニュメントと周囲の風景が一体となり、訪れる人々に癒しと感動を与えてくれます。旧室生村出身の彫刻家、井上武吉の構想「山の上のモニュメント」は、ダニ・カラヴァンによって実現し、現在の室生山上芸術の森公園となりました。

青青とした芝生や森林に囲まれた空間は非常に気持ちが良く、のんびりと過ごせます。自然を活かした空間と建物で角度によって見え方が異なる建築物もあるので、ぜひじっくり鑑賞してみてください。

室生山上公園芸術の森
住所 奈良県宇陀市室生181
アクセス 室生口大野駅より奈良交通バス「室生寺前」下車後徒歩15分
営業時間 [4月~10月]10:00~17:00[3月・11月・12月]10:00~16:00
定休日 火曜日(祝日の場合はその翌日)、12/29~2月末日
公式サイト https://www.pref.nara.jp/55443.htm

室生寺(むろうじ)

室生寺(むろうじ)

「室生寺」は、奈良時代末に創建された真言宗の寺院で、女人禁制の高野山に対し、女性の参詣を許可したことから「女人高野」として知られているスポットです。境内には、国宝の金堂や本堂、五重塔など貴重な仏像や建造物が数多く残されています。

金堂には、本尊の釈迦如来立像をはじめとする5体の貞観仏が安置され、弥勒堂の釈迦如来坐像も国宝に指定されるほどです。特に屋外に立つ五重塔は、古塔としては日本最小でありながら、その優美な姿で訪れる人々を魅了します。また、春のシャクナゲ、秋の紅葉の名所としても知られ、四季折々の美しい風景も楽しめますよ。

室生寺
住所 奈良県宇陀市室生7878
アクセス 室生寺行バス「室生寺」下車後徒歩5分
料金 [大人]600円[小学生]400円
営業時間 8:30~17:00[12/1~3/31]9:00~16:00
定休日 なし
公式サイト https://www.murouji.or.jp/

曽爾高原(そにこうげん)

曽爾高原(そにこうげん)

「曽爾高原」は、日本300名山の1つである、標高1038mの倶留尊山〜標高849mの亀山を結んでいる西麗に広がる高原です。高原は一面をススキで覆われており、毎月2月から3月になると山焼きが行われます。春から夏は緑の絨毯が敷かれたような新緑もみられ、その様子はまさに爽快です。
秋になるとススキの穂が大きく育ち、日差しを浴びて美しく金色に輝くのです。綺麗なススキの光景を見ようと、毎年多くの観光客が訪れます。谷を隔てた正面からは、屏風岩や兜岳、鎧岳などの奇峰も観られますよ。曽爾高原のススキは、その昔村の民家屋根の材料として使われてきました。しかし、トタンや瓦が普及したことで徐々に使用されなくなり、昭和44年ごろには杉などの植林が進められたようです。

曽爾高原
住所 奈良県宇陀郡曽爾村太良路
アクセス 名張駅からバスで37分(名張駅西口より山粕西行バス)/太良路バス停から徒歩で55分

洞川温泉(どろがわおんせん)

洞川温泉(どろがわおんせん)

「洞川温泉」は、修験道の聖地・大峯山の登山口として栄えた歴史ある温泉地です。旅館の開け放たれた縁側は、かつて多くの山伏たちで賑わった名残とされています。現在も大峯山開山期間中には法螺貝や錫杖の音が響き渡り、白装束姿の入峯者たちが行き交うなど、独特の雰囲気が漂います。

夜には提灯が灯り、幻想的な風情に包まれますのでロマンチックな体験も可能です。洞川温泉は、古くから登山者の疲労回復に利用されてきたアルカリ性温泉で、名水百選に選ばれた「ごろごろ水」も自由に持ち帰れます。温泉街には、昔ながらの和宿や陀羅尼助を扱う商店が軒を連ね、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

洞川温泉
住所 奈良県吉野郡天川村
アクセス 針ICから車で約100分/近鉄下市口駅からバスで約80分
営業時間 店舗により異なる
定休日 店舗により異なる
公式サイト http://www.dorogawaonsen.jp/

みたらい渓谷

みたらい渓谷

「みたらい渓谷」は、奈良県の北部に位置する美しい渓谷で、神秘的なエメラルドグリーンの淵と清流が流れる場所として知られています。渓谷を流れる水は非常に澄んでおり、その鮮やかな色合いが特徴的です。渓谷の周囲には大小様々な滝や奇岩、そして豊かな緑が広がり、四季折々に変わる風景を楽しめますよ。

春には新緑が息吹き、夏には清涼感を求めて川サツキが美しい花を咲かせ、秋には紅葉が渓谷を染め上げるため、どの季節も見応えがあります。冬には、雪景色の中でひときわ美しく浮かび上がる渓谷の景色が広がるため、まるで山水画のような幻想的な風景を楽しめますよ。渓谷内には整備された遊歩道があり、そこを歩きながら滝の音や澄んだ空気を感じられます。吊り橋からは滝を上から見下ろせるので、渓谷全体を一望してみてください。

みたらい渓谷
住所 奈良県吉野郡天川村北角
アクセス 近鉄下市口駅バス 64分
公式サイト https://www.vill.tenkawa.nara.jp/sightseeing/data/facilities.html#center

谷瀬の吊り橋

谷瀬の吊り橋

まるで空中を散歩しているような気分を感じられるのが「谷瀬の吊り橋」です。村一番の名所で、昭和29年に村人の力で架けられた貴重な橋です。長さは297m、高さは54mほどとなっています。生活用の橋としては日本一長い吊り橋となっています。
1954年ごろまで、この橋はただの丸木橋でした。しかし、洪水のたびに流されていたので、困った谷瀬の人々が1戸あたり20〜30万円(当時の教員の初任給:7,800円)という大金を出し合って作ったのです。当時としては非常に高額な、800万円の巨大吊り橋が完成しました。まさに村人に力によって架けられた貴重な橋と言えるでしょう。

谷瀬の吊り橋
住所 奈良県吉野郡十津川村上野地65番地2
アクセス 大和八木駅からバスで180分/上野地から徒歩で3分
営業時間 24時間
定休日 なし

面不動鍾乳洞(めんふどうしょうにゅうどう)

面不動鍾乳洞(めんふどうしょうにゅうどう)

「面不動鍾乳洞」は、海抜878mの高地に位置する鍾乳洞です。昭和8年に発見されて以降、5年の歳月をかけて発掘されました。洞川地区は石灰岩を含む水成岩地帯で、現在集落のある場所全体が大昔は巨大な鍾乳洞だったと考えられています。崩れ落ちた末端が、現在の面不動鍾乳洞と言われているようです。

延長は280mで、夏の洞内における平均気温は8℃前後と非常に涼しくなっています。一方冬場は暖かく、避暑地や避寒地としても人気です。洞内には貴重なものもあり、ストロー鍾乳管(ストロー状の鍾乳石)はその1つで、その雄大な姿はまさに自然が生み出したアートと言えるでしょう。

面不動鍾乳洞
住所 奈良県吉野郡天川村洞川673-89
アクセス 近鉄下市口駅からバスで78分/洞川温泉バス停から徒歩で20分
営業時間 [夏期]8:00~18:00[冬期]9:00~17:00
定休日 年末年始

唐招提寺(とうしょうだいじ)

唐招提寺(とうしょうだいじ)

「唐招提寺」は、聖武天皇の招きに応じ、唐僧鑑真和上が来日、苦難の末に建立された寺院です。鑑真和上は東大寺で5年間を過ごし戒壇院での授戒を制度化しました。その後、東大寺を引退し、新田部親王の旧宅を賜り、その場所を「唐律招提」と称します。その後、唐律招提を戒院として教学を行ったそうです。

これを基に支援車たちから居室や宿舎、倉庫や食堂などが寄贈され、仮金堂も建立されました。鑑真和上が没した後も、金堂や東塔が建立され、平安時代初期になると伽藍が整備され、これを気に「唐律招提」から「唐招提寺」に変わることとなったのです。

唐招提寺
住所 奈良県奈良市五条町13-46
アクセス 近鉄西ノ京駅から徒歩10分
料金 [大人・大学生]1,000円[高中学生]400円[小学生]200円
営業時間 8:30~17:00
定休日 なし
公式サイト https://toshodaiji.jp/

生駒山

生駒山

「生駒山」は、奈良市と大阪府にまたがる山で、四季折々の自然が楽しめるスポットです。山頂には生駒山上遊園地や展望台があり、大阪や奈良の景色を一望できます。また、登山やケーブルカーでアクセス可能で、観光とアウトドア活動が融合したスポットとしても人気です。歴史的な寺院や古墳も点在しており、ゆったりとハイキングを楽しみたい方にもおすすめとなっています。

バリエーション豊かな20種類以上のアトラクションは、チェンタワーやサイクルモノレールなど、子どもはもちろん大人も楽しめるものが満載です。時間を忘れて自然豊かな場所でアクティビティを楽しんでみてはいかがでしょうか。

生駒山
住所 奈良県生駒市菜畑町
アクセス 近鉄生駒駅からケーブルカーで15分
料金 入場無料
営業日 [山上遊園地]
2025年3月8日(土)~2025年11月30日(日)
定休日 [山上遊園地]
毎週木曜日(3月20日、8月14日は除く)、3月21日(金)、8月26日(火)、27日(水)28日(木)、12月1日(月)~冬季休園
公式サイト https://osaka-info.jp/spot/mount-ikoma/

長谷寺(はせでら)

長谷寺(はせでら)

「長谷寺」は、686年に僧道明上人が天武天皇のために、銅板法華説相図を安置したことが始まりとされています。平安時代に貴族、江戸時代には徳川家の崇敬を受けて栄えました。徳川家光による再建の国宝・舞台造本堂は、約1,000点の文化財が所蔵されています。

仁王門を抜けて続く登廊は399段の石段で、4月下旬から5月上旬にはボタンが見頃を迎えます。長谷寺は、西国三十三所第8番札所であり「花の御寺」として親しまれてきました。特別拝観では本堂内で観音様に触れられます。

長谷寺
住所 奈良県桜井市初瀬731−1
アクセス 近鉄長谷寺駅から徒歩15分
料金 [大人]500円[小学生]250円
営業時間 [4月~9月]8:30~17:00[10月~11月、3月]9:00~17:00[12月~2月]9:00~16:30
定休日 なし
公式サイト https://www.hasedera.or.jp/

三峰山(みうねやま)

三峰山(みうねやま)

「三峰山」は標高1,235mで、大和と伊勢にまたがる山で、室生赤目青山国定公園に指定されている日本三百名山の1つです。豊かな自然に恵まれ、初夏には白ツツジが可憐に咲き誇り、秋には山全体が鮮やかな紅葉に包まれます。そして冬には空気中の水分が木々の枝に付着し、氷の結晶となって凍りつく自然現象である「霧氷」が鑑賞可能です。三峰山ならではの幻想的な風景を楽しみましょう。

毎年1〜2月には「霧氷まつり」が開催され、登山イベントや地元の特産品販売などで賑わいを見せます。四季折々の魅力が詰まった三峰山へ訪れてみませんか。

三峰山(みうねやま)
住所 奈良県宇陀郡御杖村神未
アクセス 村営バス三峰山登山口バス停より10分ほど
公式サイト https://www.vill.mitsue.nara.jp/kurashi/annai/shinkoka/kanko/4/178.html

石舞台古墳

石舞台古墳

「石舞台古墳」は国営飛鳥歴史公園の中にある、石舞台周辺地区の中央に位置する古墳です。国内最大級の規模を誇っており、墳丘の盛土が全くなく、巨大な両袖式の横穴式石室が剥き出しという特徴を持っています。
30数個ある岩の総重量は、なんと約2,300トン、その中でも天井石(穴式石室の天井を作るために上からのせた大きな石のこと)は約77トンとかなりの重量を誇っており、製造当時の運搬・土木技術がいかに優れていたのかを伺えますね。諸説ありますが、被葬者は7世紀初頭の権力者・大化の改新で滅ぼされた蘇我入鹿の祖父・蘇我馬子のお墓ではないかと伝えられています。

石舞台古墳
住所 奈良県高市郡明日香村島庄133
アクセス バス停「石舞台」下車して徒歩3分
営業時間 9:00~17:00
定休日 なし
公式サイト https://www.asuka-park.jp/area/ishibutai/tumulus/

大台ヶ原

大台ヶ原

「大台ヶ原」は、奈良県と三重県の境に位置し、標高1,695mの日出ヶ岳を最高峰とする台地状の山地です。年間降雨量は4,500〜5,000mmにも達し、屋久島と並ぶ日本一の多雨地帯として知られています。

東大台には、大蛇嵓と呼ばれるスリル満点の断崖絶壁や、広大な山々を見渡せる展望スポットが点在し、初心者でも気軽にハイキングができますよ。一方、西大台は手続きが必要な特別保護区域で、手つかずの神秘的な森が広がります。豊かな降雨が育む森にはトウヒやブナが生い茂り、多様な野鳥や鹿、日本カモシカなどの野生動物もみられますよ。吉野熊野国立公園の特別保護地区にも指定されているスポットです。

大台ヶ原
住所 奈良県吉野郡上北山村小橡660-1
アクセス 郡山ICから車で約1時間半
公式サイト https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/01mountain/04south_area/odaigahara/

十津川温泉(とつかわおんせん)

十津川温泉(とつかわおんせん)

「十津川温泉」は、奈良県最南端の十津川村に湧く「湯泉地」「十津川」「上湯」3つの温泉地の総称です。全て源泉かけ流しとなっています。

560年以上の歴史を秘めた温泉です。1450年に湧出した後、信長に追われた佐久間信盛が武蔵に隠棲中湯治に訪れたなど、伝説も残っています。「滝の湯」と「泉湯」は日帰り湯としても好評で、特に旅館を改装した「滝の湯」は休憩室もあり、滝を眺めながら入る露天風呂が人気です。また、「十津川温泉庵の湯」は、奈良県初となる飲泉場と足湯、男女別の内湯を備えた施設となっています。施設からは、目の前に広がるエメラルドグリーンの二津野ダム湖畔が一望できるので、ぜひ訪れてみてくださいね。

十津川温泉
住所 奈良県吉野郡十津川村平谷
アクセス 新宮駅から120分/五条駅から190分
公式サイト http://totsukawa.info/joho/totsukawa_onsen_gou/2totsukawa_onsen.html

奈良国立博物館

奈良国立博物館

「奈良国立博物館」は、奈良公園内に位置し、大寺や興福寺、春日大社に隣接する仏教美術専門の博物館です。1895年に開館し、約4,000件の仏教美術の名品が収蔵されています。飛鳥時代から鎌倉時代の仏像100体以上を常設展示しており、国宝や重要文化財も多数鑑賞できますよ。

館内はフレンチルネサンス様式の「なら仏像館」や、特別展の開催される東新館・西新館、ミュージアムショップやカフェを備えた地下回廊で構成されています。特に秋に開催される『正倉院展』では正倉院の貴重な宝物が公開されるので必見です。歴史と美術を同時に堪能できるスポットなので、ぜひ訪れてみてください。

奈良国立博物館
住所 奈良県奈良市登大路町50
アクセス [近鉄奈良駅から]
登大路を東へ徒歩約15分
市内循環バス外回り「氷室神社・国立博物館」下車すぐ
ぐるっとバス(奈良公園ルート、大宮通りルート)「大仏殿前駐車場」下車、徒歩5分
[JR奈良駅から]
市内循環バス外回り「氷室神社・国立博物館」下車すぐ
ぐるっとバス(奈良公園ルート、大宮通りルート)「大仏殿前駐車場」下車、徒歩5分
料金 [一般]700円[大学生]350円(名品展)
営業時間 9:30~17:00
定休日 毎週月曜日(休日の場合はその翌日・連休の場合は終了後の翌日)12月28日~1月1日
公式サイト https://www.narahaku.go.jp/

果無集落

果無集落

「果無集落」は、世界遺産「小辺路」に位置し、「天空の郷」とも称される美しい景観が魅力の地です。「にほんの里100選」にも選ばれ、昔ながらの日本の暮らしが息づく癒しのスポットとなっています。

車で直接アクセスでき、近くに駐車場も整備されているものの、高速道路はないため長時間の山道走行が必要です。中には「めん滝」があり、迫力ある水音とともに自然を満喫できる休憩スポットとなっています。滝周辺にはベンチが設置されていますが、足元が悪いため注意して訪問してください。初めて訪れる人でもどこかほっとする雰囲気を味わえますよ。

果無集落
住所 奈良県吉野郡十津川村桑畑
アクセス 奈良駅から車で3時間/十津川村役場バス停から蕨尾下車後徒歩45分
公式サイト http://totsukawa.info/joho/kanko/10hatenashi_shuraku.html

奈良県営馬見丘陵公園

奈良県営馬見丘陵公園

「奈良県営馬見丘陵公園」は、豊かな自然と貴重な古墳群が残る広大な公園です。県民の憩いの場として整備され、四季折々の花々を堪能できます。春には桜やチューリップが咲き誇り、夏になると色鮮やかなバラやひまわりが鑑賞可能です。秋になるとダリアやコスモスが美しい風景を作り出します。冬には幻想的なイルミネーションも楽しめますよ。また、園内にある「公園館」では、模型や映像を通して馬見丘陵の自然や歴史を学べます。復元されたナガレ山古墳の頂上にも登れるので、ぜひチェックしてみてください。

さらに、北エリアには大型遊具や噴水、大芝生広場もあるので、家族連れにも人気のスポットとなっています。花と緑の講習会やボランティア活動など、地域の人々と協力した取り組みも積極的に行われているようです。

奈良県営馬見丘陵公園
住所 奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
アクセス 鉄田原本線「池部駅」下車後徒歩2分
営業時間 24時間
定休日 なし
公式サイト https://www.pref.nara.jp/1780.htm

大神神社(おおみわじんじゃ)

大神神社(おおみわじんじゃ)

「大神神社」は、日本最古の神社の1つです。大神神社の最大の特徴は、本殿を持たず、背後にそびえる三輪山そのものをご神体としている点です。古代から「神の宿る山」として崇められてきた三輪山は、新鮮な霊山として知られています。一木一草に至るまで伐採が禁じられているほどです。

主祭神の大物主大神は、国造りの神です。商材繁盛や厄除け、縁結びなどのご利益があるとされています。境内には湧水が絶えず流れる「狭井神社」の薬井戸や、酒造りの神として信仰される「久延彦神社」など、由緒ある由緒ある摂社・末社が点在しているため、見どころも満載です。

大神神社
住所 奈良県桜井市三輪1422
アクセス JR三輪駅より徒歩5分
料金 無料
営業時間 9:00~17:00
定休日 なし
公式サイト https://oomiwa.or.jp/

浮見堂

浮見堂

「浮見堂」は、奈良公園内の鷺池に浮かんでいます。檜皮葺きの木造建築で、六角形のシルエットが特徴です。1916年に建てられ、1966年に修復、そして1994年に再建されました。水面に映る美しい姿が特徴で、春は桜、秋になると紅葉に彩られるため多くの観光客が訪れます。そのほか、夏にはサルスベリが咲くので、1年を通じて自然と植物の調和を満喫できますよ。

春日大社から浅茅が原の林を抜けると辿り着けるので、観光のついでに寄るのもおすすめです。特に絵画や写真撮影のスポットとしても人気となっています。また『ライトアッププロムナード・なら』の開催期間中は、浮見堂や東大寺、興福寺五重塔などが照らされ、幻想的な夜景も楽しめますよ。

浮見堂
住所 奈良県奈良市高畑町
アクセス 市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
料金 無料
営業時間 24時間営業
定休日 なし
公式サイト https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/07park/01north_area/ukimido/

明日香村

明日香村

「明日香村」は、奈良盆地の南東部に位置する村です。6〜7世紀に日本の都が置かれた「日本のはじまりの地」とも言われています。聖徳太子の『十七条憲法』制定や『大化の改新』など、律令国家の礎が築かれた歴史的なスポットでもあるので、特に歴史好きの方にはおすすめです。

村内には石舞台古墳や飛鳥大仏、国宝「キトラ古墳壁画」などの貴重な文化遺産も点在しています。日本の棚田百選に選ばれた「稲渕棚田」や「国営飛鳥歴史公園」などもあり、豊かな自然と調和した景観も楽しめますよ。昭和55年には『飛鳥法』が制定され、開発を抑制しながら景観を保全しています。現在は人口減少や農林業の後継者不足が課題となっていますが、歴史の観点においては非常に重要なスポットです。

明日香村
住所 奈良県高市郡明日香村大字岡55番地
アクセス 大和郡山ICから車で60分
公式サイト https://www.asukamura.jp/

高円山(たかまどやま)

「高円山」は標高432mの山で、古くから『万葉集』に詠まれた由緒あるスポットです。奈良大文字送り火の「大」の字の火床が山頂にあり、文字を一目見ようと多くの訪問客が訪れます。登山口から山頂まで約90分の道のりで、途中には奈良市街の絶景も広がっているので、こちらも見てみてください。

山頂からさらに進むと、二等三角点と高円山ドライブウェイを越えた本当の山頂に到達します。この辺りになると観光客も少なく静かな時間が流れるので、ゆったり過ごしたい時は山頂を目指すのもおすすめです。自然の中で思う存分山歩きを堪能できます。若草山と比較すると知名度は低いものの、登山を好む方には最適な穴場スポットです。

高円山
住所 奈良県奈良市白毫寺町
アクセス 市内循環バス「高畑町」下車後徒歩約20分
公式サイト https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/01mountain/01north_area/takamadoyama/

吉水神社

吉水神社

「吉水神社」は、元々金峯山寺の僧坊でした。格式の高い場所でしたが、明治時代神仏分離令が発令された後に、神社としての役割を持つようになりました。歴史的には、源義経が静御前や弁慶と共に身を隠した場所としても有名です。また、後醍醐天皇が南朝の行宮として使用した場所で、豊臣秀吉が花見の本陣を構えたことでも知られています。

神社内には、後醍醐天皇の玉座があった「後醍醐天皇玉座の間」義経が隠れた「義経潜居の間」そして秀吉が花見を楽しんだ「太閤秀吉花見の間」など、歴史的な部屋があり見どころも満載です。南朝の貴重な宝物も多く展示されており、当時の歴史を感じられますよ。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部でもあり、世界的にも注目されています。特に「一目千本」と讃えられる桜は必見です。

吉水神社
住所 奈良県吉野郡吉野町吉野山579
アクセス ロープウェイ吉野山駅下車後徒歩約35分
料金 600円
営業時間 9:00~17:00
定休日 なし
公式サイト https://www.yoshimizu-shrine.com/

東大寺ミュージアム

東大寺ミュージアム

「東大寺ミュージアム」は、奈良市東大寺総合文化センター内にあるミュージアムです。国宝や重要文化財を数多く所蔵・展示しています。展示には、仏教彫刻や絵画、書跡や工芸品など見どころも満載です。特に法華堂内陣をイメージした第2室では、日光・月光菩薩像とともに安置仏に触れられるので、ぜひ体験してみてください。

館内では、東大寺の創建当時やその後の歴史を学べ、頻繁に特集展示や企画展も開催されています。東大寺の深い歴史や聖武天皇の思いをより身近に感じましょう。東大寺と一緒に訪問するのがおすすめです。

東大寺ミュージアム
住所 奈良県奈良市雑司町406-1
アクセス 市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車後徒歩5分
営業時間 [4月~10月]9:30~17:30[11月~3月]9:30~17:00
定休日 なし
公式サイト https://www.todaiji.or.jp/information/museum/

奈良でおすすめの観光スポットを巡るモデルコース

ここでは、奈良の魅力を余すことなく楽しめるおすすめのモデルコースをご紹介します。歴史と自然が息づく奈良の街を満喫しましょう。

【10:00】春日大社

春日大社

奈良に来たらまずは「春日大社」に寄ってみましょう。国宝殿や萬葉植物園などの施設もあり、カフェやショップなども併設されているため、少し休憩したい時にも最適です。「萬葉植物園」では、万葉集に詠まれた植物を観賞しながらのんびりと散策を楽しめます。四季折々の風景が広がるため、訪れる時期によって異なる景色を見られるのも特徴です。

本社は縁結びなどのご利益もあるため、近年ではパワースポットとしても人気となっています。30分〜60分ほどで観光できるので、奈良観光のスタート地点として、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

【12:00】東大寺

東大寺

260万人以上の人々の協力により造られた大仏は、あまりにも有名ですよね。境内の大仏殿には、「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏坐像が安置されています。聖武天皇は、災害や政変、反乱など相次ぐ社会不安を仏法の力で解消しようとしました。

東大寺の境内は広く、奈良の大仏としても有名な大仏が安置されている大仏殿のほかにも、多くの御堂があります。鹿せんべいを買って鹿と触れ合うのは、ここでしか体験できません。じっくり鑑賞するなら2〜3時間を目安にしておくと良いでしょう。

【14:00】東大寺ミュージアム

東大寺ミュージアム

奈良市の東大寺総合文化センター内にある「東大寺ミュージアム」は、国宝や重要文化財が多数展示されているスポットです。仏教彫刻や絵画をはじめ書跡や工芸品など、見どころ満載の展示を鑑賞できます。特に第2室では法華堂内陣を再現し、日光・月光菩薩像と共に安置仏を間近に見られるのも特徴です。

また、館内では東大寺の創建からの歴史や聖武天皇の思想を学べ、特集展示や企画展も頻繁に開催されています。東大寺を訪れる際には、ぜひミュージアムも一緒に楽しんでくださいね。見学は2時間半ほどをみておきましょう。

【16:00】興福寺

興福寺

藤原氏の氏寺として繁栄した「興福寺」は、奈良時代の初期に四大寺の1つにも挙げられるほどのお寺です。五重塔や北円堂などといった国宝にも指定されている建造物や、重要文化財に指定されている南円堂は必見ですよ。多くの仏教彫刻の名品も所蔵されている貴重な場所です。

興福寺だけではなく古都奈良のシンボルとも言えるのが五重塔で、木造で高さは約40mほどとなっています。現在の五重塔は、1426年に再建されたもので、天平文化の特徴を感じられる造りです。興福寺の見学所要時間は、60分ほどをみておきましょう。

【18:00】奈良公園・浮見堂

奈良公園

「奈良公園」は、奈良を代表する観光スポットの1つです。660haの広大な地域にまたがっており、東大寺や興福寺、春日大社などが隣接しています。そのため、観光中の休憩にも最適です。豊かな自然が溢れる奈良公園は、他に類のない歴史公園とも称されるほどです。

堂塔伽藍や芝生、鹿の群れなど大仏と緑と鹿で代表される奈良公園は、奈良観光では欠かせないでしょう。所要時間は60〜120分ほどをみておけば問題ありません。また、リールを短くし周囲に注意すればペットも一緒に入園できるので、ペット連れで観光したい際にもおすすめのスポットです。

奈良の鹿と観光客

まとめ

奈良県は、古都ならではの歴史的建造物や文化財が多く、日本の歴史や自然を堪能できる観光地として人気です。世界遺産や絶景スポット、グルメや温泉まで見どころ満載ですよ。

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