【山形】蔵王樹氷の観光時期や行き方・服装は?
2023/01/17
スノーモンスターとも言われる山形・蔵王の樹氷。
山形県山形市にある蔵王の樹氷は、蔵王に自生するアオモリトドマツと蔵王独自の気候から生まれます。
樹氷に合わせて開催される「蔵王樹氷まつり」や、樹氷を幻想的に彩るライトアップなど、樹氷を中心に冬の景色が楽しめるイベントも満載。
蔵王樹氷の観光時期や行き方、服装を詳しくご紹介します!
山形・蔵王の樹氷ってこんなところ
山形県・蔵王の樹氷は、蔵王に多く存在する「アオモリトドマツ」が雪をかぶり、凍ることにより生まれる絶景です。
蔵王連峰の特殊な気象条件と植物が生み出す樹氷は、刻々と変化します。
氷と雪が組み合わさることにより、雄大かつ繊細な芸術品。
その姿は「スノーモンスター」とも言われるほどで、一度見たら忘れられないほど圧倒されることでしょう。
蔵王の樹氷の特徴とおすすめポイント
蔵王の樹氷は、適度に雪が降る山の西斜面に「アオモリトドマツ」が自生しており、強い西風が吹く気象という4つの条件が揃って初めて生まれる絶景です。
シベリアからの北西季節風によって運ばれる雪雲が、連峰で上昇し多くの雪を降らせます。
その後山形盆地を経て、蔵王連峰で再び上昇。
ここで雪を降らせるのですが、この時雲粒が0℃以下でも凍らない過冷却水滴になることで、雪と混ざりあい、アオモリトドマツに着氷するのです。
つまり、蔵王に自生するアオモリトドマツと、蔵王の独特な気候があって初めて「蔵王の樹氷」が誕生するのです。
蔵王の樹氷
住所 | 山形県山形市蔵王連峰 地蔵山頂付近 |
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観光所要時間 | 1~2時間 |
駐車場 | 蔵王山麓駅に120台分あり |
おすすめの観光時期は?どんな服装で行くべき?
蔵王の樹氷は、12月下旬頃〜2月下旬頃が見頃と言われています。
ただ、気温や湿度によっても変わってくるため、訪れる際はこまめに樹氷の状態をチェックしましょう。
また、-10℃になる場所でもあるため、マフラーやニット帽・手袋などの防寒小物の準備をおすすめします。
蔵王の樹氷の行き方・交通アクセス
蔵王の樹氷へは、ロープウェイで向かいます。
蔵王山麓駅から、蔵王ロープウェイ山麓線にのり樹氷高原駅へ。
その後、蔵王ロープウェイ山頂線に乗り換えて地蔵山頂駅まで行きます。
山頂へはロープウェイを利用することになりますが、蔵王ロープウェイまでは公共交通機関または車でのアクセスが可能です。
アクセス
車の場合 | ・仙台方面 東北道「村田」JCT-山形道「山形蔵王」IC‐西蔵王高原ライン-蔵王温泉(約1時間20分) ・東京方面 東北道「福島」JCT-東北中央道「山形上山」IC-県道21号線-蔵王温泉(約4時間20分) |
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公共交通機関の場合 | JR「山形駅」-山交バス 蔵王温泉・刈田山頂線に乗車-「蔵王温泉」バス停下車(約40分) |
蔵王ロープウェイの料金と所要時間
360度の大パノラマで、乗っている間も絶景を楽しめる「蔵王ロープウェイ」は、蔵王山麓駅から、樹氷高原系を通過して地蔵山頂駅までを結んでいます。
山岳地の厳しい環境でも、安全・安定した運行を実現するために、複式単線自動循環式ゴンドラ(通称フニテル)を使用。
国内では、箱根ロープウェイに続いて2番目にフニテルを採用しています。
支柱を通過する際や、強風が吹いたときでも揺れが少なく、快適なゴンドラの時間を過ごせますよ。
地蔵山頂駅(所要時間約7分)
大人 | 片道1,800円/往復3,500円 |
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子ども | 片道900円/往復1,800円 |
樹氷高原駅の場合(所要時間約10分)
大人 | 片道1,000円/往復1,800円 |
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子ども | 片道500円/往復900円 |
蔵王ロープウェイ
住所 | 山形市蔵王温泉229-3 |
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営業時間 | 山麓線:8:30~17:00/山頂線:8:45〜16:45 |
アクセス | 山形駅からバスで45分/かみのやま温泉駅から車で25分 |
問い合わせ先 | 023-694-9518 |
蔵王樹氷まつり2022→2023は見逃せない!
蔵王温泉スキー場で開催される「蔵王樹氷まつり」。
樹氷の見頃に合わせて行われるまつりで、1,000人の松明滑走や冬の花火、イルミネーションやスタンプラリーなど、様々な催しがあります。
大人から子どもまで楽しめる内容になっているので、家族や友人・カップルで訪れてみてはいかがでしょうか?
蔵王樹氷まつり
期間 | 2022年12月24日~2023年2月27日(例年:12月下旬頃~2月下旬頃) |
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住所 | 山形県山形市蔵王温泉 |
問い合わせ先 |
蔵王樹氷まつり協議会 山形市観光案内センター 023-647-2266 蔵王温泉観光協会 023-694-9328 |
蔵王の樹氷ライトアップ時期はいつ?
さらに「蔵王樹氷まつり」では、毎年樹氷のライトアップが開催されます。
真っ白な雪原を埋めつくすほどの樹氷と、その樹氷を煌々と照らす灯りは幻想そのもの!
「樹氷ライトアップ夜景遺産」にも認定されている絶景です。
蔵王の樹氷シーズンは12月下旬から3月上旬。
気温や湿度によって樹氷が生まれるタイミングも違うため、樹氷に合わせて開催されるライトアップの時期は毎年異なります。
今年度のライトアップは、2022年の12月24日から2023年の2月27日に開催され、このうちの45日間で樹氷がライトで照らされます。
曜日や週によっても異なるので、訪れる際は「蔵王ロープウェイ」のHPで事前にチェックするのがおすすめです。
蔵王ロープウェイ公式HP
公式HP | https://zaoropeway.co.jp/winter/juhyo.php |
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山形・蔵王の樹氷周辺の観光スポット
ここでは、山形・蔵王の樹氷周辺にある観光スポットをご紹介します。
温泉や美味しいグルメが盛りだくさんの蔵王温泉をはじめ、自然豊かな立石寺など、心も体も癒されること間違いなし。
ドッコ沼では、思わず見とれてしまうほど綺麗なエメラルドグリーンを堪能できます。
山形・蔵王の樹氷と一緒に、魅力的なスポットを観光しましょう。
温泉ありグルメありの贅沢温泉郷「蔵王温泉」
標高900m、蔵王連峰に位置する「蔵王温泉」は、弱酸性の温泉が人気の温泉郷です。
上湯・川原湯・下湯と呼ばれる共同温泉浴場が点在しており、観光客はもちろん地元の人も入りに来るほど。
レストランや定食屋も多々あり、お土産も購入できます。
周辺の旅館では、米沢牛の鉄板焼きやしゃぶしゃぶといった肉料理をはじめ、蔵王の名物であるジンギスカンを食べられるお店も。
温泉で癒されて、グルメで満腹になりたいときにはぴったりです。
蔵王温泉
住所 | 山形市蔵王温泉708-1 |
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アクセス | 山形空港からバスで約1時間 |
観光所要時間 | 2~3時間 |
見どころ満載の自然豊かな寺「宝珠山 立石寺(山寺)」
松尾芭蕉の「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」という句はあまりにも有名ですが、この句の舞台になったのが「宝珠山 立石寺」と言われています。
860年、第三世天台座主慈覚大師円仁により開かれました。
境内には不滅の法灯やせみ塚をはじめ、開山堂や奥の院、華蔵院など見どころも満載。
四季折々の豊かな自然に囲まれながら、ゆったりと散策してみましょう。
宝珠山 立石寺(山寺)
住所 | 山形県山形市山寺4456-1 |
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アクセス | 山形駅から車で30分 |
観光所要時間 | 30分~1時間 |
入山料 | 大人300円/中人(中学生)200円/小人(4才以上)100円 |
綺麗なエメラルドグリーンが幻想的「ドッコ沼」
「ドッコ沼」は、標高約1,400m・蔵王中央高原に位置しています。
日差しが入り込むことで、水に青色やエメラルドグリーンに変化。
その幻想的な光景は、ここでしか見られません。
ドッコ沼畔のブナ林内には、テーブルや椅子があるので、ちょっとした休憩はもちろんランチやカフェタイムなど、まったりとくつろぐのにもぴったりなスポットです。
ドッコ沼
住所 | 山形県山形市蔵王温泉 |
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アクセス | 山形駅よりバス約40分 |
観光所要時間 | 30分~1時間 |
山形・蔵王の樹氷周辺でおすすめのグルメ
ここでは、山形・蔵王の樹氷周辺でおすすめのグルメをご紹介します。
特に蔵王は、名物グルメの宝庫!
食べ歩きに最適な稲花餅(いがもち)の他、蔵王発祥のジンギスカン、蔵王酪農センターでつくられる蔵王チーズなど、1度は食べたい絶品グルメが多くあります。
蔵王グルメを満喫して、心身ともに満腹になりましょう!
座れないほど人気のラーメン屋「奥村そばや」
「奥村そばや」は、地元の方にも人気のラーメン屋さんです。
「そばや」という名称ではありますが、メニューはラーメンのみ。
昔ながらの中華風味を味わえるラーメンで、鶏ガラスープのあっさりさとちぢれ麺の相性抜群!
ジューシーなチャーシューも見逃せません。
お昼どきには座れないほど人気のラーメン、ぜひ1度味わってみてはいかがでしょうか?
奥村そばや
住所 | 山形県山形市蔵王温泉953 |
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営業時間 | 11:00~16:30 |
定休日 | 木曜日 |
ふわふわのかき氷が看板メニュー「音茶屋」
「音茶屋」は、冬のイメージがある蔵王の中でも、ひときわ異彩を放つ、かき氷が名物のカフェです。
開放的な店内は、ゆったりとくつろげる居心地の良さが特徴。
ふわふわの氷がインパクト大なかき氷は、お店オリジナルのシロップも相まって美味しさ抜群です!
カレーや山形牛、豊富なドリンクメニューやアルコールメニューもあり、使い勝手が良いカフェです。
Wi-Fiが使用可能なので、ちょっとした休憩やコワーキングにも使えそうですね。
音茶屋
住所 | 山形県山形市蔵王温泉935-24 |
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営業時間 | 11:00〜23:00(L.O 22:30) |
定休日 | 水曜日 |
アクセス | 山交バス『蔵王温泉バスターミナル』下車徒歩10分 |
ジンギスカン発祥の地で食べる羊肉「松しまや」
古き良き定食屋さんの雰囲気が特徴の「松しまや」は、蔵王名物・ジンギスカンを堪能できるお店です。
大ぶりにカットされたお肉と、たっぷりの野菜がセットになったジンギスカンセットは、食べ応え抜群!
ジンギスカンはラム肉とマトン肉から選べるので、好みによって選んだり、食べ比べるのも楽しそうですね。
松しまや
住所 | 山形県山形市蔵王温泉33 |
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営業時間 | 11:00~19:00 |
定休日 | 水曜日 |
【山形】観光タクシーで巡る、蔵王モデルコース
山形・蔵王の魅力は樹氷だけではありません!
山形のこれまでの歴史などを後世に伝える博物館や美術館をはじめ、日本100名城にも認定された山形城跡など、山形県の移ろいを感じられるスポットが満載です。
大正ロマンで幻想的な雰囲気が人気の銀山温泉など、山形の魅力がぎゅっと詰まった蔵王のモデルコースをご紹介します!
蔵王の観光モデルコース紹介①
山形の歴史にとことん触れよう
- 城
- 博物館
- 美術館
- 歴史
山形の歴史王になれるかもしれない旅
- コース番号 YG10606
- コース時間 05:00
山形市内から出発し、圧倒的な山形蔵王の樹氷を堪能した後に、国の指定史跡「山形城」を観光するコースです。
1357年に築城された山形城は、あの姫路城よりも広い、全国有数規模の平城が特徴。
「日本100名城」にも選ばれています。
周辺には山形美術館や山形県立博物館があるので、一緒に観光するのもよさそうですね。
蔵王温泉や山形市郷土館がある山形市内も巡れるため、山形の歴史と自然を存分に楽しめます。
- 山形市内
- 山形蔵王の樹氷
- 文翔館
- 山形城跡
- 山形市内
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普通車(定員4名)39,000円
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ジャンボタクシー(定員9名)52,000円
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蔵王の観光モデルコース紹介②
将棋!大正ロマン!時代を遡った気分で
- ノスタルジック
- ロマンティック
- 将棋
タイムスリップを味わえる旅
- コース番号 YG10607
- コース時間 07:00
山形駅から出発し、蔵王の樹氷を一望した後は、国内将棋の9割以上を生産する将棋のまち・天童のシンボル「天童市将棋資料館」を巡ります。
伝統の技や将棋のルーツなど、将棋を学んだあとは、山形県を代表する人気の観光地「銀山温泉」へ。
ノスタルジックかつ大正ロマンの雰囲気が漂う街並みは、ロマンティックそのものです。
美しい街並みは圧巻で、街全体がライトアップされる夜もおすすめですよ。
- 山形駅
- 山形蔵王の樹氷
- 天童市将棋資料館
- 銀山温泉
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普通車(定員4名)46,000円
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ジャンボタクシー(定員9名)64,000円
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まとめ
雄大な姿に圧倒される山形・蔵王の樹氷。
夜になるとライトが樹氷を照らし、その光景は幻想さが溢れています。
スノーモンスターと呼ばれるその姿は、まさに自然が創り出した雪の怪物。
蔵王の「アオモリトドマツ」だからこそ生まれる樹氷は、人生で1度は見ておきたい景色です!
樹氷周辺には、温泉やグルメの宝庫・蔵王温泉や、自然豊かな立石寺もあるため、樹氷と一緒に観光も楽しめます。
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